人生100年時代を生きぬく:第2回:震撼!!インフレで資産が半分に!?

資産形成

「人生100年時代を生きぬく」シリーズの第1回で、まずは投資信託で積み立てをしようとお伝えしました。

でもね、「投資」って聞くだけでなんだか怖いと思う人は多いですよね。

私の母にも投資信託の話をしたことがありますが、「それって減ったりもするんでしょ?」って心配そうな表情。

もちろん投資信託には額面が減るリスクはあります。

でもね、額面上の数字が減ることばかりに気を取られているうちは、貯金だってリスクがあるってことに気づけないんです。

投資は怖い、銀行は信用できない…そうやってせっせとタンス貯金ばかりしていたら、資産の価値が半分になってた!ってこともありえるんですよ。

今日はそんなお話です。

インフレリスクってなに?

インフレリスク=インフレーションにより起こりうるリスクのことです。

インフレ・デフレって言葉を聞いたことがある方は多いと思います。どっちがどっち?ってなりがちですが…

◆インフレーション
モノの価値が上がり=物価が上がって、相対的にお金の価値が下がること。

物価が上がったら、お金の価値が下がるって理屈が分かりにくいかもしれませんね。

では、バナナを使って解説してみましょう!

八百屋さんが1房5本 200円で売っているバナナ。
最近仕入先での価格が高騰気味…やむを得ず、1房4本で売り出すことにしました。
価格は変わっていないので、お客さんへの影響は大きくないように見えますが…

1本あたりに換算したら10円も値上がっています。

これまで200円で5本買えたのが4本しか買えなくなる、つまり200円の価値が下がったということです。

このように物価が上がると相対的にお金の価値は下がるのです。

これがインフレーション。

で、インフレリスクとはインフレそのもの、つまりお金の価値が下がるリスクのことです。

ちなみにデフレーションはこの真逆の現象で、物価が下がってお金の価値が上がるというもの。

経済においては、「ゆるやかなインフレ」が良い状態であると言われています。

なぜゆるやかなインフレが良いのか

デフレってお金の価値が上がるの!?って一見良さそうに思えなくもないですが…

バブル崩壊後の日本に訪れた「失われた20年」ってことばを聞いたことがある方は多いと思います。

この「失われた20年」の間ってずっとデフレだったんですよ。

デフレーションの小難しい説明よりも、なんとなく伝わるかな…。

つまりデフレって不景気状態に陥りやすいのです。

この20年から脱却できたのは、アベノミクスによる金融政策でした。

そしてその金融政策で日銀は2%~3%のインフレを目指すと宣言しています。

急激な物価上昇では消費者が買い控えに走ってしまいますから、「ゆるやかな物価の上昇」とともに購買意欲も上げていく経済全体の向上を目指しているわけです。

ゆるやかなインフレで経済全体を上げる方式を図にするとこんな感じです。

実際にはなかなかこの通りに進まないのですが…特に給与のところが。

ただ目指す姿としてはこういうサイクルなので、金利を下げるなどの金融政策がとられるわけです。

経済の向上を目指してインフレはある程度意図的に行われているのです。

インフレで資産が半分に!?ホントは怖いインフレリスク

インフレでお金の価値が下がると言われても、いまいちピンときませんよね。

「投資」の話をすると、お金が減るのが怖いとよく言われるので、それならインフレリスクも金額で示したほうが分かりやすいのかも!と考えこんな資料にしてみました。

日銀の施策通り2%のインフレが今後続いた場合のケースです。

分かりますか…?

タンスの中の1万円札が100枚という数は変わらなくても、その100枚で買えるモノはどんどん少なくなっていき、30年後には現在の55万円相当の買い物しかできなくなる、つまり半分近くお金の価値が下がってしまうんです!

インフレ怖い~!ってちょっと思いませんか??

インフレリスクに備えるには

政府がゆるやかなインフレを政策的に行う目的のひとつに、我々消費者に資産運用や投資をさせようというものがあります。

だって、インフレ下では上図のようなタンス預金はダメだし、金利が低いから銀行に預けておいても増えないんだから、もっと金利の良い預け先があるならそっちへ回そうと思うでしょ?

その預け先が資産運用、投資なんですね。

インフレが順当に進めば景気は良くなりますから、投資している場合の利回りは上昇します。

多くの人が運用や投資をすると、市場にお金が出るようになり更に経済が活性化します。

そうやって経済の向上を目指したいわけですが…インフレでは投資が有効!なんて学校では教えてくれないですよね。

国はiDecoやNISAなど、税制優遇の高い制度を打ち出してメッセージを伝えようとしていますが、国民全体がその優位性を理解して資産運用を始めるにはまだまだほど遠い状態です。

だからこそ自分で学び行動するしかないのです。

インフレリスクに備える2つのポイント
①資産の一部を運用すること
②iDecoやNISAといった制度を有効に活用すること

資産運用にはインフレリスクのほかにも、市場リスク、信用リスク、カントリーリスク、為替リスク…など複数のリスクがありますから、インフレが怖いからと言って全部運用に回すのは当然NGです。

大事なのはリスク分散!

インフレにもデフレにも金融ショックにもある程度は耐えるために、自分が持つ資産を預金と運用でそれぞれ分けておく=リスクを分散する意識を持ちましょう。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、今回のポイントは以下の3点です。

  • インフレリスクとは、物価が上昇して自分が持っているお金の価値が下がること
  • 2%のインフレが30年続くと、お金の価値は半分近くまで下がってしまう
  • インフレリスクに備えるために、資産の一部は運用をする

少しでも読者の皆さんのお役に立てれば嬉しいです。




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