iDecoで投資信託を選ぶべき3つの理由!

iDeCo/NISA

私は以前、企業の人事部で確定拠出年金の担当をしていたこともあり、制度の仕組みや法律なども勉強していました。

新規の加入者への加入者教育や投資教育も担当していたので、初心者に教えられる程度の運用知識もあります。

そして社員に向けて投資商品を選ぶことのメリットを散々伝えてきました。

もちろん投資信託のデメリットも、預金・保険のメリット・デメリットも話してきましたが、やはり少しでも投資信託を選んでほしいなという思いはありました。

なぜか。

今回はその理由3点についてです。

運用期間が長いため複利効果が大きい

iDecoは一度加入すると60歳まで脱退できませんので、必然的に長期運用になります。

30歳で加入しても30年。

例えば毎月20,000円ずつ30年間iDecoで積み立てた2人の例を見てみましょうか。

Aさん金利0.01%の定期預金で積立
Bさん定期預金と投資信託を組み合わせて平均3%で運用

その結果が以下の通りです。

※表には加入時や運用期間中にかかる手数料は加味していません。

現在iDecoで扱われている銀行定期預金のほとんどは金利0.01%です。

この金利が上がる見込みも当面ありません。

Aさんは30年間も積立定期預金を続けて、元金720万円に利息はたったの10,000円程度

対してBさんは6%の成果の年もあれば、-2%のマイナス成果になる年もある、そんな上がり下がりを繰り返してトータル平均3%におちついて、最終的には1,150万円以上の資産になっています。

差額はなんと400万円以上!

年利3%なんて大したことないじゃん、って言えなくなりますよね。

iDecoのメリットである「運用益が非課税」では、複利運用(※)の効果ってこんなに大きいんです。

(※)長くなってしまうので、”複利運用”については今後改めて解説します。

保有資産のリスク分散をするため

そもそも貯金は普通口座や財形貯蓄とかでしていませんか?

もしそうなら、リスク分散のためにiDecoでは投資信託を選びましょう。

iDecoには国内外の債券や株式、不動産運用や、それらをバランスよく組み合わせた投資信託があります。

それらを選ぶことで、将来的に持つことになる資産全体のリスクを分散することができるのです。

元本が割れない預金や保険が選ばれる理由の多くは「損したくないから」というものです。

この「損」って何かっていうと、「積み立てた金額を下回ること」なんですよね。

そういう理由で元本確保型を選ぶ人は額面の数字ばかりにとらわれて、「インフレリスク」なんて考えてもいなかったりします。

インフレリスクとは、インフレすなわち物価の上昇に伴い、お金の価値が下がること。

例えば…自動販売機の缶ジュース
30年前は100円で買うことができました。それが今は130円なので30%の物価上昇。昔は100円で買えたものに130円払わなければならない=お金の価値が下がった。これが資産におけるインフレリスクです。

iDecoも含め全て預貯金で資産形成しようとしたら、インフレリスクにとても弱い資産構成の出来上がりです。

じゃあインフレリスクに強い資産構成にするにはどうしたら良いか。

インフレに強い資産持っておくっていうことですよね。

資産形成の方法に投資信託も加えておくということです。

それをやろうと思ったら①の通り運用益非課税の複利効果を存分に受けられるiDecoが最適というわけです。

iDecoの投資商品を選ぶときにも、価格変動、金利変動、為替変動、カントリーリスク、信用リスクといった、複数のリスクを分散する選択が必要になりますが…

投資信託を選ぶことで、まずはインフレリスクの回避はできます。

万が一 金融機関が破綻しても資産は安全

銀行や証券会社、保険会社といった金融業界も倒産する可能性はゼロではありません。

長い年月 自分の資産を預けるのですから、そんな時、iDecoの場合はどうなるのか心配ですよね。

結論から言うと、特別心配する必要はありません。

例えば、iDeco口座のある楽天証券が万が一倒産しても、実は楽天証券ではそもそも資産を預かっていないので問題ありません。

ではどこが預かっているかというと、受託会社と言われる信託銀行です。

そして信託銀行が倒産しても顧客の資産は分別管理されているので、減額されたり、受け取れなくなったりするような心配はありません。

老後資金対策に特化した制度だからこそ、危機対策もきちんと考えられているんですよ。

ただ預金や保険の元本確保型においては注意が必要です。

預金の場合
iDecoで選択した銀行預金定期コースの銀行が破綻した場合、一般口座と同じくペイオフの対象となります。
つまり保証額は1000万円まで
更には一般口座との総額で上限1000万円なので、普段預金をしている銀行とiDecoで拠出している定期預金コースの取り扱い銀行が同じ場合は、合計で1000万円を超えてしまう場合、通常の預金口座が優先して保障されますのでご注意ください。
下手したらiDecoの預金は全く保障されないなんてことも…
保険の場合
保険会社が破綻した場合、通常加入している保険と同じく「責任準備金の9割」が保障されます。責任準備金は保険金でも支払済み保険料の総額でもありません。保障事故が発生した際に、すぐに保険金を支払うことができるように、保険会社が保険料の一部を積み立ていているものです。よって、その9割というとかなり元本割れするものと考えなければなりません。

上記の通り、資産の預かり先が破綻した場合、資産が減少してしまう可能性があるのです。

預貯金や保険は個別に積み立てている方も多いでしょうから、iDecoでわざわざ同じリスクを背負う必要はありませんよね。

 

以上、iDecoでは投資信託を選びましょう!とお勧めする理由3点でした。

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